ドイツのマニュファクチュールと世界で最も美しいクラシックカーの出会い
機械式時計とクラシックカーには、想像する以上に多くの共通点があります。この二つに共通する情熱は、表現の自由、独立性、そして時間そのものの尊さに見ることができます。正確さと革新性も、自動車産業と時計製作の世界に共通する重要な観点です。今年のコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステとハンプトンコート宮殿コンクール・オブ・エレガンスでは、特にムーブメントの機構の優美さをアピールします。さらに、私たちの時計を製作する人々、つまりA.ランゲ&ゾーネの時計師たちと出会う機会にしたいと考えています。
ハンプトンコート宮殿コンクール・オブ・エレガンス ― ロンドン郊外を舞台に繰り広げられるクラシックカーと高級時計の祭典
ロンドン南西部にあるハンプトンコート宮殿の高貴な雰囲気の中で、今年もまたコンクール・オブ・エレガンスが開催されます。2022年9月2日から4日まで、60台の希少なクラシックカーをひと目見ようと、クラシックカーと機械機構を愛する人々が会場に足を運びます。
A.ランゲ&ゾーネは2018年からこのイベントを協賛していますが、今年は特別企画を用意しています。それは、コンクール・オブ・エレガンスのために製作した1815クロノグラフ “ハンプトンコート・エディション”をコンクール会場で発表した後、2022年11月6日にオークションハウスのフィリップスがバックス&ロッソと共同で開催するジュネーブ・ウォッチ・オークションXVIに出品し、収益金をザ・プリンス・トラスト(The Prince's Trust)に寄付するというものです。チャールズ英国王が1976年に設立した慈善団体ザ・プリンス・トラストは、11歳から30歳までの青少年が基本的な生活スキルを身につけ、職業生活の準備をして就労できるように支援する活動をしています。
私たちは、若い人々が自分たちの可能性を認識し、それを有効に活用できるようにすることを使命と考え、このチャリティオークションの他に、事業内職業訓練を行っています。A.ランゲ&ゾーネは、25年以上も前から当社の時計師を自ら育成しており、若い世代を支援することが事業の成功に大きく貢献するものと信じています。
1815クロノグラフ “ハンプトンコート・エディション”
明るい将来を拓く
このクラシックカーの祭典のために製作した世界に1本しか存在しない時計には、いくつもの特色があります。18Kホワイトゴールド製ケースに収められたブラックダイヤルにサンドストーンカラーの数字という組み合わせのみならず、コンクール・オブ・エレガンスのロゴを手彫りした開閉式裏蓋も、この時計だけの特徴です。また、この一点物の時計は、高度な製作技術が要求されるコラムホイール制御式フライバック・クロノグラフも搭載しています。この複雑機構は、計時とモータースポーツの関連性を表現しています。1815クロノグラフ “ハンプトンコート・エディション”とその素晴らしさのすべてを、ぜひご覧ください。
コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ ─ 他では味わえない特別な経験
5月20日から22日まで開催されるコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステを、私たちは今年も後援します。このパートナーシップは今年で10周年を迎えます。コモ湖畔に建つヴィラ・デステの壮大な庭園で開催されるこのクラシックカーの祭典には、美を競う名車を見ようと、世界中からクラシックカーの識者が訪れます。私たちは、協賛10周年を祝うだけでなく、ここでの時計愛好家とクラシックカーファンとの出会いを楽しみにしています。
このイベントは、A.ランゲ&ゾーネの時計を比類ないものにしているマスターピースの数々を紹介する絶好の場です。そのため、お客様に当ブランドの時計師との対話を通じて、工夫を凝らした仕組みやさまざまな複雑機構について理解を深めていただく機会を設けました。また、仕上げ工程の一つであるゴールドシャトンを研磨する作業を実際にご覧いただくこともできます。
賞品の特別モデルを一
「クラシックカーは、単なる移動手段ではありません。トランスミッション、ボディ、そしてその歴史について知識が増えるほど、その自動車への思い入れも強くなっていきます。それは、ただ時刻を知るために着けるのではないランゲのタイムピースにも言えることです」と、A.ランゲ&ゾーネCEOのヴィルヘルム・シュミットは語ります。そして、クラシックカーとクラシックウォッチを結びつけるのは、職人魂、美しさ、歴史と遺産、そして完璧の追求だと、言葉を続けます。これらの共通点は、ホワイトゴールドケースにピンクゴールド製ダイヤルを収め、ハンドエングレービング入りの開閉式裏蓋を備えた1815クロノグラフにも表れています。この時計は、「ベスト・オブ・ショー」アワード受賞車のために特別に製作されたもので、イベント最終日に当社CEOヴィルヘルム・シュミットより受賞車のオーナーに贈呈されます。
アワードセレモニー
ランゲCEOヴィルヘルム・シュミットによるベスト・オブ・ショー受賞車のオーナーへのタイムピース贈呈は、このクラシックカー コンクールのハイライトの一つとなっています。受賞車の1937年製ブガッティ57Sは、審査員と観客の両方の人気を集めました。受賞車のオーナーは、この賞のために特別に製作された1815クロノグラフを手にして喜びを隠せない様子でした。
A.ランゲ&ゾーネが特別なタイムピースを寄贈するこの賞は、名車を後世に残すためにオーナーが注ぎ込んだ時間と労力への褒賞として創設されました。

